ひかりoneの元となったTEPCOひかりとは、東京電力が以前提供していたFTTHという光ファイバー接続サービスのことです。TEPCOひかりで使用されている回線の起源は東京電力の専用線で、東京電力が1978年に日本で初めて光ファイバーを実用化したのです。以後は子会社の東京通信ネットワークを通じて通信サービスを提供するようになり、当初、東京電力本体では一般向けのサービスは行なっていませんでした。一般向けのネットワーク事業を行なうことにしたのはダークファイバ等の帯域を活用するようになってからで、このサービスでの商品名が「TEPCOひかり」というものでTEPCOは東京電力の英語名の略称となっています。
サービスの形態は、インターネットサービスプロバイダが一括契約の窓口となる方法で、マンションタイプでの契約を除くすべての回線は最大100Mbpsの占有型で、近隣利用者の利用状況にも影響なくスループットが維持されるものです。インターネットサービスプロバイダによっては、光ファイバーケーブルを使った固定電話サービス(通称IP電話)も使用可能となっています。TEPCOひかりは占有型の光ファイバーですから、NTTのBフレッツや他社の光ファイバーサービスのように光ファイバーを他の世帯と共有しないので、理論上のクオリティは間違いなく最も高いとされています。
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